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世界と日本の裏側‥オリンピック、南の島、尖閣、乳がん、報道、中東by高城剛氏

映画パッチギのヒロインの元伴侶の記事、参考になりますね。

日本が如何に、表裏闇の天皇制、世界王族ゴールデンサークルの、サタン、闇に支配されてるか、覚醒しますね。

 

世界と日本の裏側‥オリンピック、南の島、尖閣、乳がん、報道、中東by高城剛氏

https://blog.goo.ne.jp/tamakouranai281-2/e/93e8e4e8454470ef7d9576a40624066c

http://www.mag2.com/magspe/interview221/


「牛耳る」人達に動かされる報道

高城: 沖縄本島以外の離島のほうは、もうみんな基地バブルになっているから。だって与那国とか、人口の4分の1ぐらいある規模の基地ができちゃって、もう「大基地バブル」だよね。「うちの定食屋も拡張しなくちゃ」みたいな(笑)。

まぐまぐ: 激しいバブルですよね。

高城: だから、まず通信業者と土木業者が行くんですよ。だって、与那国島だなんて普通は誰も行かないですよ、僕みたいな変人以外は。それなのに、いきなり土建の人たちが石垣島から飛行機で乗り込んで来て、どんどん土地をならしていってるわけ。で、土建業者も人手が足りないってことで、他の島からもさらに人を運んで……。だから離島の人たちは、全員自民党の味方なわけですよ。本島の人たちは反自民だけど、離島は基地バブルで恩恵を受けてるわけだから。

まぐまぐ: いやぁ、そういう空気って、実際に行かないと分かんないですよね。

高城: うん。だから沖縄ってひと口に「オール沖縄」じゃなくて、離島の人たちは「どんどん基地造ってください」。でも本島の人たちは「基地反対」っていうふうに分かれているよね。アメリカとしては、PAC3とかをもっと日本に売り付けたいから、北朝鮮の坊ちゃんに「日本海のほうに、軽くジャブ撃っとかない?」みたいな感じで、裏から手をまわすわけですよ。

まぐまぐ: ……そういう構図なんですね。

高城: だって、そういうことでしょ?尖閣諸島に初めに上陸した活動家っていうのも、結局は「香港のアメリカ関係の中国共産党の反対団体」って、よく訳の分かんない人たちだったわけで。つまり中国共産党に反対している人たち、アメリカ側の人たちが最初に尖閣に上陸したわけだから、それってどういうことか……。

まぐまぐ: そういうことって、テレビとかでもっと言ってほしいですけどね。

高城: それは言えないですよ。だって、テレビの電波を握っているのは、横田基地だから。テレビっていうのは、電波帯域があるわけですよね。それは総務省が基本的に管理しているんですけど、何か変更するときは、まず横田基地にお伺い立てなきゃいけない。

まぐまぐ: 先に話を通しとかないとやばいぞっていう……。

高城: そう。そのとおり。そういうことになっているから、テレビじゃ絶対にアメリカの意向に逆らうことはできませんよ。だって「電波止める」って、前の総務大臣も言っていたでしょ、事実。当たり前じゃん。そんなの。……僕は別に、悪いことを言っているんじゃなくて、そういうことになる「かも」しれませんっていう、ただの「個人の意見」ですから(笑)。

まぐまぐ: 個人の意見ですか。

高城: まぁ僕が、総務省の情報通信審議会をやってたときに、よく分かったことなんだけどね(笑)。

まぐまぐ: やっぱり、そこも牛耳られているんですね。

高城: 牛耳られているっていうか、自主規制だよね。なんかあったらよくないなってことで自主規制。それはもう全部、そうじゃないですか。例えば、ジャニーズ事務所とかも「メリーが悪いじゃん、SMAPの件は」とか、テレビでは絶対に言えないよね。みんな、そう思っていたとしても。
高城剛さん1
まぐまぐ: それも言えないですね。
^^^^^^
高城: 乳がんの患者の人たちが、よくテレビに出てるじゃん。

まぐまぐ: その裏で何があるんですか。

高城: あれは、日本の医療業界に殺されているようなものだから。なぜかっていうと、日本では最先端とされている乳がんの抗がん剤があるんだけど、それってアメリカだと使用禁止だからね。なぜなら悪化するから。でも、日本だと「効く」っていわれているの。

まぐまぐ: いや、知らなかった。

高城: 医者のなかでも若手の先生は、これは危ないと思っているんだよね。でも、言えないよね。「メリー、ふざけんな」ってテレビで言えないのと一緒で、厚労省がそれをOKしているから、言えないんですよ。
^^^^^^

高城: 医療大麻?あれは効果あるよ、間違いなく。だからアメリカで認可されてんじゃん。アメリカって起訴社会だから、効果ないものを認可したら、大騒ぎになって訴えられちゃうよ。

まぐまぐ: 確かにそうですよね。

高城: あれは効果あるよ。特にがんの転移には……。

まぐまぐ: TPPに絡んで日本にも来るって話は、以前からあるようですが……。

高城: 財務省は税金取れるからやりたいみたいけど、厚労省としてはあんまりやりたくないよね。だって儲かんなくなっちゃうじゃん、医療業界が。だから日本じゃ内緒にされてるんだけど、医療大麻は効果あるよ。ただ日本だと、「おまえ、普段から大麻吸ってんだろう」って感じの人間が、よく医療大麻賛成って言っているけど、あれは違うよね。なぜなら大麻っていうのは、例えば米国にある種類だけで3600種類以上あるんです。それでワインとかと一緒で、全然違うんですよね、効果が。だから、適正な品種を選ばないといけないんですよ。
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高城: ただ、やっぱり圧力があるわけじゃない。医療業界や厚労省とか。だって、新しい抗がん剤とか通すのに1000億以上掛かるんですよ。臨床試験もしないといけないし。でも、そういうのをひとつ作っちゃえば、もうボロ儲けですから。そういう抗がん剤って、一発50万とかですからね。そんなおいしい話が、その辺に生えている草に取って代わられたら、そりゃ大騒ぎじゃん。だから絶対、内緒だよ。
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高城: アメリカだと保守系のチャンネルとリベラル系のチャンネルと、大きく2つに分かれてて一応拮抗するようになっていますが、過去の戦争を鑑み、抑止力としてリベラルな報道が強いのが一般的です。イラク戦争も保守系報道の煽りで突入し、それが一部の人たちの思惑だったことがバレちゃって、だから報道はリベラル寄りになりますよね。日本はそうなっていません。何度も言いますが、「世界の報道の自由度ランキング」で、年々落ちていることが問題です。現在、日本は70位台ぐらいですが、どこまで落ちるか。

高城: イタリアと日本が断トツに低いんです。それって、要するに裏社会が存在するっていうことなんですよ。米国財務省が日本の反社会組織のトップを名指しで経済制裁対象にすると発表しても、それを日本で報道するテレビも新聞もほとんどない。むしろ、マスメディアが反社会組織を守っているように見えることさえあるし、事実、そのようなこともあるのでしょう。透明性が低くなり、多様性がなくなると国家が発展しなくなるのは、人類史をみれば明らかですよね。

まぐまぐ: メルマガでも、日本とイタリアはよく似ているっておっしゃっていますよね。

高城: とても似ていると思いますね。どっちも1000年、2000年という歴史があって、海に囲まれているという。イタリアも上を閉じちゃえば、実質上は島で、閉鎖的ですよね。

まぐまぐ: 確かにそうですね。

高城: それでいて、両方とも第2次世界大戦の敗戦国ですよね。両国とも、もともと世界情勢に疎いとも、一部の官僚支配の国家だとも言えます。敗戦した後は、イタリアのほうが先に工業化が進みました。自動車産業とかオリベッティみたいな会社が出てきて。その後、日本もキャッチアップして、工業化が進むわけですよね。イタリアはその次に食とかに行ったところも、日本と非常に似ていますよね。

政治の動きにしても、イタリアは長年独裁状態だった与党に対して、野党連合みたいなのが存在してたんだけど、なかなか政権交代ができないから、共産党が解党します。それでやっと野党連合が与党を倒したんですけど、結局それでも駄目だったから、政治家じゃない人たちが内閣をつくって国を運営するようになって、それでも難しいっていうのが現状で。国民がこっそり他国へと避難してますね。

まぐまぐ: 八方ふさがりって感じですね。

高城: 社会って、平和じゃ変わらないんです。簡単に言ったら、よほどの時じゃないと、裏社会や国の暗部をきれいにできないってことなんですよ。日本もそうじゃないですか。福島第一原発の除染の現場から東京オリンピックも、なんであんなに予算高くなるのって言ったら、色んな人たちにお金が流れているからですよね。8次孫請けって、他国になかなか説明できない不思議なものですよね。

まぐまぐ: 都議会のドンとか……。

高城: そのあたりは、本丸ではないように思いますし、組織や社会システムが制度疲労してるんでしょう。だから、特定の人物がいなくなったからっていって、国立競技場の予算が3000億から1000億になったりはしないですよ。いいとこ一割引きの2700億。もしくは、会計上でごまかして、つけかえているだけ。ザハの案がなくなって、新しい案になったけど、あれってファサード変えただけで、中は一緒ですよね。だって、もう決まって資材もあるから。……もしかしたら、メルマガに書いたかもしれないけど、初めからあれは実質的に建築家は決まっていたわけで。
^^^^^^
高城: まずイランっていうのは、歴史がある大国です。日本や中国同様に。しかも領土も大きくてね。中東っていうと、みんなドバイとかサウジアラビアって言うけど、あれらはつい最近できた国にすぎず、国家として体をなしていません。ドバイなんかは、王族がイギリスの表と裏の投資のお手伝いをする場所だから。それがドバイっていう砂上の都市をつくりました。ドバイの様子がおかしくなると、イギリスからすぐ大臣が飛んでくるのは、そういう理由なんですよ。歴史を感じますね。

サウジにしても、50年前までベドウィンだったわけで。それが石油で突然お金持ちになっちゃって、アメリカの後ろ盾も得たものだから、「これはいけるぞ」って勘違いしちゃったんです。で、国民の不満がたまったら、補正予算で国民に金をどんどん配って、とにかく黙らせると。この構造は日本と一緒なんですけどね。

まぐまぐ: 国として未熟なんですね。

高城: その点イランっていうのは、もともとはペルシャで非常に優雅な文化を持っていたんです。ところが、石油が出てしばらくしたときに、アメリカと揉めたわけですよね。もともとは王族と米国はパートナー同士だったんですけど、イラン革命が起きて市民国家になった。それがアメリカは気に入らないから、サウジとくっついたわけです。

イランとしては、アメリカおよび類する国々と戦わなきゃいけないから、核を持つようになる。それで経済制裁を受けて、その間に非常に貧乏になったけど、みんなアメリカには媚びを売らないんですよ。貧乏になっても、イラン人はプライドを捨てない。一方、日本人は、貧乏になるのを嫌がるじゃないですか。

まぐまぐ: たしかに嫌ですね。

高城: 国家に「やっぱり、金まいてくださいよ」って言うのが日本人だけど、イランの人たちはパワーあるんですよね。貧乏になっても、俺らはアメリカにしっぽ振らないっていうことで、すごく芯が強いんです。軍隊にしても、イラン革命防衛隊っていうのはもうすごく強くて、そのうえ絶対にしっぽを出さない。だって、実権握っているのが誰なのか、いまも分かってないんだから。表向きには軍部のトップっているんだけど、それって影武者ですからね。

まぐまぐ: 誰が命令しているのか、わかんないってことですか。

高城: そう。だから民兵がとにかく強いんですよ。また、イランって、ドイツとすごく仲が良いんです。それは、経済制裁中もドイツはずっと付き合っていたからなんだけど。だから、ドイツにはイラン人2世が、いっぱいいるんですよ。その人たちの尽力もあって、ドイツコネクションっていうのが、イランではすごく重要なんです。

まぐまぐ: へぇ。意外な関係ですね。

高城: イランにおける重要な会議って、もちろん国内でも行われるんだけど、ドイツで多く行われています。ハンブルクだとか、ちょっとマイナーな都市でやるんだけど。で、さらに重要な会議っていうのは、路上で行われるんです。

まぐまぐ: え、路上で重要な会議って?

高城: ドイツのどこかマイナーな都市にある、どこの交差点に何時、とかって言われるんですよ。それで時間通りに行ってみると、本当に重要な人が来るんです。まず民兵が……見かけは普通のおばさんとかなんですけど、それがパッと周りを取り囲んでスペースを作って、そこに重要人物が現れるんです。で、用件が済んだらパッといなくなって、終わり。そこまで徹底して、しっぽを捕まれないようにしてるんだから、これは絶対に勝てない。

高城: 実際の国力にしても、サウジなんかは人口を水増しして言ってるんです。「うちは大国だ」って。でもイランは、逆に小さく言っている。表向きは8000万人だってことになってるけど、多分1億5000万人ぐらい人口がいる。なかには2億人って言う人もいるんだけど、本当のところは分からない。ただ人がいっぱいいるのは、間違いないでしょう、恐らく日本よりも。それでいて石油も湧いてて、お金もあるから、まだまだこれから伸びるでしょう。アメリカとの距離もあるしね。

アメリカとイランの国交は、まだ正式には回復していないですけど、経済制裁は一応解けたので、これから投資が一気に集まりそうなんです。これって、80年代前半の中国と似ている状況です。それまで国を閉じていた中国が、国を開いて80年代に一気に投資を呼び込んで、80年代後半から90年にかけてバーンと伸びていったじゃないですか。その状況にすごく似ていますね。だから他の国、特にドイツなんかは思いっきり手を伸ばしてますよね。最近、ドイツはロシアやイランと近づくから、米国から次々と因縁つけられているように見えますが、中東まで含むユーラシア共同体になることを米国が恐れてでしょうね。

まぐまぐ: 成長しそうな材料ばかりですね。

高城: ただ不透明な部分もあって、何よりも気になるのが、オスマントルコ帝国の復活を目指している隣国のトルコの動きです。日本でいうかつての大日本帝国主義、満州まで全部取るとか、そういうのを目指しているのと一緒ですから、トルコは。

まぐまぐ: 世界の火薬庫というか、今一番きな臭いのはやっぱあの辺なんですか。

高城: いや、世界には常に三つの紛争地域があって、一つはロシアと国境を有する、最近だとウクライナ問題のあった東ヨーロッパ。あの辺は、常に揉めていてもらったほうが得をしたり嬉しいっていう人たちが、いっぱいいるんですよ。それと中東でも今、簡単に言うと冷戦が起きていて、アメリカ連合と、ロシア連合の間で揉めている。

あともう一か所が東アジアで、特に北朝鮮なんですけど、あの国は実際のところ中国の子飼いですよね。水も中国がほとんど供給しているわけで、それを止められたら北朝鮮は終わりですね。だから以前、北朝鮮がアメリカにサイバーアタックをかけたことがあるんですけど、アメリカが本気で中国に怒ったら、すぐやめましたね。

まぐまぐ: 中国に怒るんですね。

高城: だって、中国の子飼いですからね。中国の一部のひとたちが「ミサイル撃ってもいいよ」って言うと日本に向かって撃ったりするわけで。

まぐまぐ: あれ、そうなんです?

高城: だって、そもそも金正恩は親日なんだから。アニメとかも好きだし。

まぐまぐ: そうなんですか?

高城: 大きな声では言えないだろうけど、色んな理由で親日の人は北朝鮮に多いでしょ。で、ボーンってたまにミサイル撃ってきたりするよね、選挙前とか。すると票が集まるじゃない、どこかの党に。選挙前とか重要な法案が決まる前とかにも、必ずミサイル来るよね。だから7月の選挙で改憲勢力が伸ばして、いよいよこの後は憲法を……ってことだから、またミサイルが来るんじゃないでしょうかね。あとは中国のほうから漁船が来たり。ええ、あくまでも通りすがりの旅人のたわ言ですが(笑)。

まぐまぐ: それって何ですか。中国が改憲法案を通したがっているってことなんですか。

高城: いや、その裏には別の大国の一部の勢力がいるわけですよね。尖閣諸島に上陸した人が、その後「反中活動家」なことがわかりましたが、世の中本当に不思議ですよね。

高城: 本当に北朝鮮が怒ってる相手は、経済制裁やらで痛い目をみせてくれた米国ですよね。北朝鮮が核武装するのは、対米国に対してで、北朝鮮からもっとも近い米国は、日本と韓国の米軍基地です。基本的に現在のアメリカは、たとえ軍部でも戦争したくないし、東アジアから撤退したいと考えています。日本にある米軍基地が、北朝鮮が持ってるミサイルの射程距離に入っちゃったから、グアムまでは戻らないと米軍の家族を守れません。なにより、予算がありません。そうじゃなきゃ、ロシアと日本が接近できませんよ。米国が東アジアから引いて自国を立て直すので、日本、中国、ロシア、韓国で東アジアを納めろってことでしょう。表向き米国は、ロシアと日本が近しくなるのを好まないような発言しても、軍事予算がない。そこで、アメリカの名代としての日本ですよね。その国に憲法9条があったら、アメリカの名代にならないじゃないですか。だから、憲法9条を変えるのは、米国の名代になることの意味が大きい。

いままで、軍事力を背景に世界の隅々まで、民主主義化を大義にアメリカナイゼーションを浸透させてきましたが、その暴力装置を維持する資金が尽きてきた。だから、名代に資金を出さずに外注し、世界の隅々まで「平和維持」名目で進軍させる。ここに改憲の真意があると思います。隣国との争いだけじゃないですよね。一部、他国の暴走する軍部がいるかもしれませんが、本質は違います。僕は世界は大きく変化しているし、基本的にあらゆる物事はあたらしく刷新するべきと思っていますので、いまの二極論で言うならば改憲派にあたるのでしょうが、問題は「誰の何の意図によるものか?」にあるように思っている次第です。現政権の意図には、注意が必要ですね。少なくとも、米国の新大統領の意向は汲んだほうがいいでしょう。日米同盟と声高々に日本は叫んでいるんだから。

また、本当の危機に対峙するためには、サイバー軍等、いままでとはまったく違う現実的な戦術が必要です。ここに大金を注ぐべきだと思いますよ。人命と関係ないから。でも、そうすると、財閥系重工会社の仕事は少なくなりますので、このあたりの予算の流れを冷静に見極めることが大切ですね。それによって、現政権の意図が見えるでしょう。実際は、サイバー軍や宇宙軍は米国に依存し、最前線は自衛隊と米軍(傭兵)になるでしょう。あと個人的には、憲法9条改正は囮であり、96条改正後、本命は労働者の権利の剥奪や表現の自由、財政状況の公開などだと思いますよ。そして、体内チップ埋め込みでしょうね。15年後ぐらいですかねえ。表向きはテロ防止でしょう。ですので、そろそろ日本国民も色々決める必要がありますよね。米国の名代となって暴力装置をフル稼働し、でも、生活はそこまで悪化しない道を選ぶか。それとも、何もしないで、どんどん貧しくなっていくのか。もしくは、第三の道を選ぶか。この道は大きな社会改革を意味しますので、旧勢力との事実上内戦になるでしょう。今の米国のようにね。

あと、トルコの問題にしても、どこもあそこを欲しがるのは、ミサイルのテクノロジーが進んで、そこから飛ばせばモスクワやイスラエルまで届くようになったからなんですよ。昔はミサイルの性能が低かったから、そんなに飛ばなかったんだけど。だからドイツに嫌われたアメリカは、どうしてもトルコが欲しいんです。それって地政学的理由なんですよ、中東がどうこうっていうよりは。

まぐまぐ: なるほど。

高城: 日本の話に戻すと、北朝鮮のミサイルも性能が上がって、日本にある米軍基地にもぶち込めるようになったわけです。基地の周りには家族もいるわけじゃないですか、沖縄とかにもいっぱい。だから、ミサイルが届かないグアム辺りまで、避難しないとまずいんです。やがて中国と本気で揉めたりしたときとか、あと金正恩がなんかの弾みで押しちゃったりするとマズイから。また、原潜で太平洋に出てこられても問題だから、海域で抑える必要もある。東南アジアのいくつかの国は中国につくようですので、米国の思惑通りにはいきませんね。尖閣の領土問題ではなく、兵器テクノロジーの高度化の問題なんです。

サウジの副皇太子も似たような話で、もともとサウジっていうのは、アメリカの兵器を買ってくれる一番のお客さんで、それも買っても使わないっていう、最高の上客だったわけです。日本同様にね。でも今、サウジは隣国に攻め始めて使っちゃっているわけで、あの坊ちゃんが。副皇太子は王様の息子なんだけど、王様がもう半分死にかけてて、その坊ちゃんが実権持ってます。王様もちょっとおかくしくなっちゃってて、もうカウントダウンですから。オバマとしては、副皇太子と王位継承を巡って争ってる皇太子のほうに、次の王様やって欲しいようですけど、アメリカの軍産複合体としては、副皇太子にやってもらったほうが、武器どんどん売れるから……。

まぐまぐ: 消費してくれますからね。

高城: だから「坊ちゃん、おもちゃ使ってくれてるの?」「クリスマスプレゼントも送りますよ」って、トイザらスじゃないんだけど副皇太子サイドにすり寄ってるんです。それは東アジアも同じで、北朝鮮がミサイルの脅威を与えるほど、日本がどんどん買ってくれるわけですよね。PAC3っていう、あまり効果的とは言いづらい兵器を、沖縄離島防衛名目ですが本当は沖縄駐留米軍用ですよね。それ、伊藤忠商事のビッグビジネスですよね。

まぐまぐ: 確かPAC3の代理店をやってるんですよね。

高城: だから石垣島行くと、伊藤忠グループのファミリーマートがどんどん増えてるんです。僕、遊びによく行くんだけど、まずは何にもないようなジャングルにLTEが開通するんです。「あれ、ここって電波が繋がんなかったはずなのに……」って思ってると、ファミリーマートもできてるんですよ。これはもう、次には基地ができるぞっていうことですよね。ワタミではありませんよ(笑)。日本の南の島バブルは、まだまだ続きますね。

まぐまぐ: 基地建設の前準備ってことですよね。


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