前半　ミカエル：明示するために皆さんの力を高める

日常的に数多くの皆さんの行動と反応を支配するその信念は、ゆっくりと解消を続けながら、皆さんが皆さんの現実性の新しい型（展望）として徐々に受け入れている自己強化の概念に置き換えられています。 

皆さんは、皆さんの自己の意識の拡大の過程の中にいます。 

そして皆さんは、皆さんが交わる人々やまた現在の皆さんの理解する能力を超えた数々の領域に関するさらに集中的で精緻な自覚的意識を発達させています。 

今まで皆さんは頻繁に、“すべてはひとつの幻影だ”、という格言を聞いてきました。 

しかしこれは、物質的な経験の領域の中で創り出されてきたあらゆる物事は頑丈なものではなく、構造を持たず、あるいは、現実ではないことを意味する訳ではありません。 

そしてまた、それはさらに高い数々の次元は触知できる構造または定義を持たない幻影的なものであることも意味しません。 

この宇宙を貫くあらゆる存在の水準は、皆さんの地上の故郷が皆さんにそう見えるように、そこに居住する人々にも現実的なものに見えます。 

創造主とそのすべてを取り囲む影響力は、まさにわたし達が実在するように、もっとも確実に実在します。

 幻影は、皆さんの世界の認知、皆さんが皆さん自身で作った濾過装置、皆さんが皆さんの潜在意識の内部で記号化して皆さんの真実として受け入れてきた数々の信念、構造、禁忌、そして制約を通して眺める、ひとつの現実性です。 

あらゆる人が、自分自身の信念と修正された自覚的意識のひとつの水準を通して、日々の出来事を眺めます。 

数多くの人々が否定的なひとつの濾過装置を通してあらゆる物事を理解する一方で、啓発された魂達が愛と断定的な判断と持たない濾過装置を通して人生を経験するのは、これがその理由です。

潜在意識と現意識と超意識の間の皮膜は、さらに薄くなり続けています。 

従って、皆さんが自己熟達性を主張するために懸命に努力する時に内部の安定に戻ることを目的にして、皆さんが解き放つ必要がある主観的で自己限定的な情報や、皆さんが癒すことが必要な歪んだ概念に皆さんが接触することを許しています。 

皆さんの脳の左右の半球、同時に皆さんの潜在意識と現意識と超意識のマトリクスは、ひとつの統合された超意識つまり巨視的な意識と融合してその意識に戻る過程の中にいます。 

色々な意味で、“それは始まりにそうだったように、もう一度そうなるだろう”という格言は、人類が今経験しているその変容の過程にも当てはまります。

皆さんにひとつの印象を与える物質的な感覚器官を経由したあらゆる観察と同時にあらゆる行動、あらゆる交流、そしてあらゆる反応は、自動的に潜在意識の記憶の細胞の内部に伝達され、記録されます。 

繰り返しわたし達は強調しますが、皆さんの潜在意識は主観的で、あらゆる思考または経験を文字通り受け取り、それによって皆さんの個人的な偏りによる影響を受けます。 

潜在意識は、その誤認が解消され再定義されるまで、古い思考パターンや条件に何度も繰り返しその反応と応答を続けることになるでしょう。

皆さんの3次元と4次元の世界は、無秩序で混沌としている一方で、4次元上段とそれ以上の次元の時空連続体はより柔軟で滑らかです。 

皆さんがさらに高い数々の次元の振動パターンを統合する時、両立できないすべての物事は問題の解明のために表面化し、結果としてさらに高い叡智になります。 

既にその内的な洞察を発達させている人々にしてみると、彼らは考えが触知できる物事であることを認識しています。 

彼らは、思考の質つまり周波数パターンがその色彩を決定する一方で、ひとつの情緒の特質が今後取る構造を決定することに気付いています。 

より意識を集中した詳細なひとつの思考は、より透明性の高い輪郭線を持つことになるでしょう。 

低い周波数水準の考えは暗く、濁り、歪んでいる一方で、より高い思考のオクターブ、愛に溢れている思考は、より繊細で明快なものになります。 

皆さんは、皆さんの考えがまさに実体を持ち、そしてその考えはまさに皆さんや皆さんの周りの世界に影響を与えるという事実を受け入れることが必要になります。

皆さんは、皆さんの人生の複雑な数々の伝統、構造、境界に関する先入観を積極的に調査する必要があります。 

そして皆さんは、自らに課した構造的な制約の中で皆さんを行き詰らせたままにする信念を解き放つか、変えることが必要になります。 

数々の執着、廃れた習慣や概念を解き放つことは、ひとつの継続的な過程であり、不断の警戒と更新が必要になります。 

皆さんが皆さんの周りに快適帯を築いてきたことを、わたし達は気付いています。 

それは、たとえ不快で委縮させるものだとしても、それを乗り越えることが困難なものです。 

しかし最愛なる皆さん、もしも皆さんが拡大して皆さんがなるように運命付けられている熟達者になろうとするなら、それは皆さんが乗り越えなければならないものです。