水素か、電気か、やはり、緑カラス、終了モードですかね。
アイアンマンと行く未来
http://aioi.blog6.fc2.com/blog-entry-2873.html
トヨタが世界で初めて発売する量産水素燃料電池車(FCV)が「MIRAI」ですが、かつては1億円だったものが700万円までコストダウンしてきた。このコストダウンをさせる技術力に世界は唖然。どの欧米メーカーも為し得なかった快挙です。日本の技術レベルの高さを照明する話であり、リチャコシどんは諸手を挙げてバンザイしてる(爆)。
受注も好調で4倍の約1500台に達したといいますが、まぁ、毎度のこと「おつきあい(当て嵌め)」もあるので実需としてはどうでしょうか?
一方、家庭用コンセントから充電可能で一度の充電にかかる時間はわずか45分。最高300マイル(≒483km)の走行が可能だという370km走っても電気代が500円程度で済むという。大人5人と子供2人が座れるセダンタイプの「モデルS」の販売が好調のイーロン・マスク率いるテスラ・モーターズは、昨年6月にEVの特許無償公開に踏み切った。
イーロン・マスクがここまでEVを普及させようとする動機は、、、
「世界を変えなければならない!」の一言。
スティーブ・ジョブズ亡き後、シリコンバレーで唯一カリスマ性のあるのがこのイーロン・マスク。映画アイアンマンのモデルとして有名ですね。日本ではぜんぜん脚光が当らないですが、、、、(爆)
■アベンジャーズ2 と ベイマックス と イーロン・マスク と スティーブマックィーン
http://takakuraken.jp/blog-entry-44.html
(ここでイーロン・マスクの知られざる一面と映画との関係が語られている。)
アイアンマンといえば、少し前にLepai デジタルアンプ LP-2020Aと「アイアンマン」の顔に似ているのベリンガー2031Pにハイレゾ音源化するバグ・ヘッド・エンペラーを加えて「蒼ざめた馬音響システム」を構築したという話を書きましたが、ここでも2020年~2031年の「蒼ざめた馬」計画の期間にアイアンマン=イーロン・マスクという暗示が出現しているのです(爆)。
きっと彼が世界を変えてくれるであろう。
このテスラ社の無償公開の狙いには5000万円する急速充電「スーパーチャージャー」の設置コスト負担を一社負担で全国展開するのが厳しい為、テスラ準拠のEV自動車業界を早急に立ち上げ、「スーパーチャージャー」設置の費用の軽減化を図る思惑があるという見方がされている。
※充電規格には欧州のコンボ、日本のチャデモ、中国のGなどがあるが、これらの出力は10~45Wh程度。それに対しテスラは120Whと大出力。積載する大容量バッテリーを生かす仕様になっている。この規格違いは、例えば、今後フェラーリーがEVを発売しても日本のローカル規格チャデモ用にフェラーリーは製造しない為、日本ではフェラーリーEVは乗れないとなる。
まぁ、そういうことにしておこう(ふふふふ)。
コレに追従するかのように、最近、トヨタも特許無償公開に踏み切った。
(トヨタは2020年までの無償と少しトーンダウンは否めない。但し、水素製造・供給に関するものは無期限。)
カリフォルニア州は自動車メーカーの販売台数の一定割合が電気自動車(EV)など排ガスゼロの車(ZEV :Zero Emission Vehicle)を義務付けるZEV規制がありますが、基準未達のメーカーは罰金を払うか、超過達成するメーカーから「ZEV排出枠(クレジット)」を購入しなければならないというCO2排出権のような法律がある。 今まではプリウスがZEV認定されており、クレジットが溜まり、それを売る側(1位がテスラ社、2位がトヨタ)にいたのですが、昨年からプリススがZEV認定から外され、一気に買う側に転落しそうな状況。買う側に回ってしまっては、折角気付いたエコ環境ブランドを毀損する。
しかし、何と言ってもFCVの問題点は水素ガスステーション。
ステーション設置コストは3~5億円と見積もられており、水素ガス燃料もステーション設置コストの償却分を含めれば、小売でガソリンの倍の値段にしなくては採算が合わないという。こういった「お家の事情」がトヨタの特許無償公開の裏にはあると見られており、、トヨタもまたテスラ社と同様、早期にFCV業界立ち上げの必要に迫られている。また、欧米自動車メーカーはEVに傾きつつあるようで、ここにトヨタの焦りが垣間見えるのです。
最終的には、量子電池...等のバッテリー周りでブレークスルーが起きるEVに軍配が上がるとオイラは思う。
カメラがデジカメになって電子ガジェット化(まぁ、IT化と言ってもいいが、、、)しましたが、この流れが自動車にも起きていると考えているからです。この流れから結論はEVしかありませんね。
かつて、ハイビジョンテレビでは通産省が旗振りし、NHKが開発したMUSE方式に従ったハイビジョンテレビを開発した日本家電メーカーたちは、この規格を世界規格にまで持って行こうとしたが、敢え無くデジタルに破れ去った。これと同じことが、地祇系勢力が進める水素ガスインフラでも再び起きるのではないかとオイラは睨んでいる。NHKの時もそうですたが、利用者視点ではなく業界利益優先であるのが水素ガスインフラの問題点だすな。
所詮、水素ガスタンク燃料電池車はガラパゴス・テクノロジーだったのか? その結果が分かるのは数年後であろう。
実はテスラ社に資本参加しているのはトヨタ自動車、独ダイムラー、パナソニックの3社。一時期は経営破綻も噂されるほどの苦境に陥ったテスラ社ですが3社の資本参加でシーマン・ショックもも耐え抜いた。特にパナソニックとの連携は緊密。トヨタも表面上は部品共同開発という提携話に始終しているが、裏ではFCVが普及しなかった場合の保険的意味合いで資本参加しているのだろう。
まぁ、パナの場合はテスラと心中覚悟かもしれん。
で、このEV化加速のキーは台湾。ホンハイ(鴻海精密工業)という企業がスマフォの次の柱として育てようとしているのがEV起動部のユニット売り。これを自社ボディに登載すればEVが完成するわけです。つまり、自動車がパソコンのように組み立て可能となる。これが可能なのもEVはマフラー、トルコン、ラジエーター..等の複雑かつ専用設計された部品が全く不要であり、また部品点数も1/10以下だから。
外観を決めるボディーに関しても、現在、3Dプリンターで作られた車がある。車体にボルトや溶接が行われていない為に耐久性が高く30年は使用可能と云われる。また一体成型であるため軽量化が可能(カーボン使えば更に軽量化が可能)だといい、今後は安価にフルオーダーメイドの自動車が作製可能な時代となるのです。
今後、こういった3DプリンタとEVの組み合わせでガレージメーカーが林立するかもしれません。日本の場合は法規制が厳しいのでなかなか難しいのですが、TPPで緩和されるかもしれませんね(ふふふふ)。
これはT型フォードが切り開いた大量生産方式の終焉を意味するかもしれない。
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