陰謀編世相チェックも記事数が多いんで、とりあえず、アンタッチャブルなrapt説最新ですか。
今日の記事の中では、raptさんと対極は、鹿児島UFOさんところですかね。
安倍晋三と小沢一郎が天皇派の最重要人物であるという幾つもの証拠。
http://rapt-neo.com/?p=23467
安倍晋三がついに国会でその本性を現しましたね。既にご存じの方も多いかも知れませんが、とりあえず以下の記事をご覧ください。
----------------(以下、withnewsより転載)
■「日教組!」安倍首相が突然ヤジ 衆院予算委、自民委員長も困惑
安倍首相が19日の衆院予算委員会で、民主党議員の質問の最中、唐突に「日教組!」などとヤジを飛ばし、委員長からたしなめられる一幕がありました。玉木雄一郎議員の質問は、西川農水相側が砂糖業界から受けた寄付金を巡る内容。玉木議員は日教組の出身ではありませんが、過去の日教組による民主党議員への献金事件を指したとみられます。
■いきなり「日教組!」
安倍首相のヤジがあったのは、19日午後にあった民主党の玉木雄一郎衆院議員の質問中。砂糖の業界団体の関連企業から、西川公也農林水産相の政党支部に献金があった問題を巡り、西川農水相が答弁していました。
すると、開始20分過ぎごろ、座って聞いていた安倍首相がいきなり「日教組!」と口にします。
そこから玉木議員、自民党の大島理森委員長らとヤジを巡って応酬があり、30秒ほど質疑が中断しました。
以下、安倍首相ら3人の発言内容です。
安倍首相「日教組!」
玉木議員「総理、ヤジを飛ばさないでください」
玉木議員「いま私、話してますから総理」
玉木議員「ヤジを飛ばさないでください、総理」
玉木議員「これマジメな話ですよ。政治に対する信頼をどう確保するかの話をしてるんですよ」
安倍首相「日教組どうすんだ!日教組!」
大島委員長「いやいや、総理、総理……ちょっと静かに」
安倍首相「日教組どうすんだ!」
大島委員長「いや、総理、ちょ…」
玉木議員「日教組のことなんか私話してないじゃないですか!?」
大島委員長「あのー野次同士のやり取りしないで。総理もちょっと…」
玉木議員「いやとにかく私が、申し上げたいのは…」
玉木議員「もう総理、興奮しないでください」
■議場は騒然
この応酬に、議場からは「関係ないヤジじゃないか」などのヤジが聞かれ、一時騒然となりました。
玉木議員は、東大卒業後に旧大蔵省に入省。財務省主計局主査などを経て、2009年に香川2区から立候補して初当選しています。本人の経歴は、日教組とは直接の関係はなさそうです。
一方で、日教組による民主党議員への献金を巡っては、過去に政治資金規正法違反で有罪判決が下るなどの事件がありました。
ツイッターでは、「なんていうかハチャメチャ」「見ているほうが恥ずかしくなる」といった声が上がっています。
■日教組批判が持論
安倍首相はこれまで、選挙演説などで「日教組が日本の教育をゆがめてきた」との持論を繰り返し展開。今国会での施政方針演説では、教育再生を課題の一つに挙げています。
一方、13年4月には、参院予算委員会の集中審議で、安倍首相が年金問題について説明している最中に民主党議員がヤジを飛ばすと、「国民のみなさん、私が答弁をしているのにヤジって良いんですか。テレビをご覧のみなさん、この状況を見てくださいよ」と話していました。
----------------(転載ここまで)
これだけでもなんかヘンだなと思う方は多いかも知れませんが、この場面を動画で見ると、本当にちょっとヤバイんじゃないか、安倍さん、ついに頭が狂ったんじゃないかと思ってしまいます。
日教組といえば、かねてから「反君が代」「反日の丸」を強力に訴えてきた人たちで、「天皇制」をとことんまで毛嫌いしている左翼勢力です。
一応、「共産党」も表向きは左翼でありながら、その実、天皇の下部組織に成り下がっているので、日教組も本当の左翼なのかどうかは怪しいところですが、とりあえず彼らの主張は明らかに「反天皇」です。(共産党が本物の左翼ではないという証拠は以下のリンクをご覧ください。)
○安倍晋三が憲法改正を強行したのはアメリカの圧力ではなく、天皇の命令だったのかも知れません。
ということは、もしや日教組とは「教皇派」の勢力なのではないかと疑ってしまいますが、だとしたら、その日教組を批判する安倍はやはり「天皇派」ということになりますね。
このブログを読んでいる方の中には、恐らく他の有名陰謀論者のブログもたくさん読まれている方も多いでしょうし、その有名陰謀論者たちは口を揃えて安倍はロックフェラーの傀儡だと言って批判してきましたよね。いいえ、今でも批判しています。
しかし、上のリンク記事にも書きました通り、どこからどう考えても、安倍のやってきた政策はアメリカ売国政策というより、天皇を利するためのものでしかありません。
憲法改正にしても、アベノミクスにしても、全ては天皇にとっての利益となる政策です。どこからどう見てもアメリカ売国政策ではありません。(アベノミクスが天皇を利するものであるという証拠は以下のリンクをご覧ください。)
○もう既に裏社会の日本乗っ取り計画は完了しています。これからは天皇を中心とした世界政府を樹立するつもりでしょう。
しかも、昨日の記事にも書きました通り、ワールドカップは実のところ天皇の開催する世界的なお祭りであって、このワールドカップが盛り上がると、皇族と関係の深い「三菱」がボロ儲けし、安倍一族までもが潤う仕組みになっています。
○天皇とワールドカップの強い結びつき。ワールドカップが盛り上がると、悪魔が喜ぶ仕組みになっています。
しかも、安倍と天皇とはかなり近い親戚です。
安倍は「清和会」の人間で、「清和会」というとアメリカ売国奴たちの集まりだと言われてきました。実際、「清和会」の一人である小泉純一郎は「郵政民営化」を行って、郵政に眠る富をアメリカ・ロックフェラーに売り渡そうとしました。
そして、安倍の祖父である「岸信介」もまたバリバリのアメリカCIAエージェントとして知られる人物です。しかも、有名陰謀論者たちがこぞって現首相である安倍晋三のことをアメリカ売国奴といって叩いてきたので、安倍が何かしら国民にとって不利益な政策を打ち出すと、そのすべてがロックフェラーの陰謀だと思われてきました。
しかし、その有名陰謀論者たちも実はみんな裏社会のエージェントでした。今回の「イスラム国」騒ぎで彼ら有名陰謀論者たちが皆、インチキばかり垂れ流すのを見て、私ははっきりとそう確信しました。
おおよそ「小沢一郎」を手放しで称賛している陰謀論者はみんな裏社会のエージェントです。彼らの中には天皇を批判する人もいますし、田布施システムを批判する人もいます。しかし、なぜか小沢だけは堂々と持ち上げます。小沢一郎も実は「田布施システム」の中に組み込まれているにもかかわらず。その証拠は以下のリンクにあります。
○系図5―日本全国・政財界入り乱れて談合の系図 – arsmagna Jimdoページ
ついでに、こちらもまだご覧になっていない方はぜひご覧下さい。
○小沢一郎と創価学会との深いつながり。彼は天皇家の中心的人物に違いありません。
で、さらに今日は「小沢一郎」が天皇家にとってどれほどの重要人物なのか、一目ではっきりと分かる証拠をお見せしようと思います。以下の画像を見れば、もう誰も反論できなくなるでしょう。(以下の画像はこちらのサイトから拝借いたしました。)
「小沢ハウス」というのは、言うまでもなく「小沢一郎」の会社です。で、その小沢一郎の会社がこうして天皇家の結界づくり(?)にちゃっかり協力しているわけです。
ここまで来ると「小沢一郎」はもう天皇の傀儡というより、「天皇派」の最重要人物という感じですね。下手したら、天皇と同格ぐらいか?……とさえ思ってしまいます。
だからこそ、小沢一郎はこれまでさんざん「教皇派」から叩かれてきたわけでしょうし、その一方で「天皇派」の有名陰謀論者たちからはこれでもかと言わんばかりに持ち上げられてきたわけです。
とにかく、この上の地図を見れば、「小沢一郎」を手放しで称賛することがいかにおかしな話であるかがはっきりとお分かりいただけるかと思います。ですから、「小沢一郎」を手放しで称賛している有名陰謀論論者を見かけたら、彼らは間違いなく「天皇派」のエージェントと思ってください。
確かに彼らの中には天皇や田布施システムを批判している者たちも少なからずいます。しかし、そんなものは単なる目くらましに過ぎません。いくら天皇や田布施システムを批判しようとも、小沢一郎を持ち上げれば、いずれこの国はおのずと天皇を神とする国に逆戻りしてしまうのですから。
では、話を安倍に戻します。
これまで私たち庶民は、有名陰謀論者たちによって「清和会」はロックフェラーの飼い犬だと思い込まされてきました。しかし、はっきり言うと、裏社会の連中(イルミナティ)は皆、ロックフェラーよりも天皇の方が格段に上の存在であると認識しています。彼らにとって天皇はまさしく神に等しい存在なのです。これについては先日も書いた通りです。
○世界を支配しているのはイエズス会 (イルミナティ) であり、イエズス会のトップは天皇です。
○ロスチャイルドとイエズス会と天皇が悪魔を召喚するプロであるという証拠。
ですから、「清和会」のメンバーといえども、決して天皇に逆らうことはできません。ただし、日本の政治家たちはロックフェラーにも逆らえないので、やむなくロックフェラーの言うことにも聞き従ってきたわけです。実際、言うことを聞かなかった人たちは次々と暗殺されてきたわけですし……。
○小泉・竹中改革下で起きた幾つもの暗殺・冤罪事件。日本はもう法治国家ではない。
分かりやすく言うなら、天皇は「社長」でロックフェラーは「部長」です。で、その「部長」が「社長」と仲が悪くなって、部下たちは両方のご機嫌をとらなければならなくなった。
しかし、「経世会」は「社長」の言うことしか聞かない。なので、次々と「部長」に殺されてきた。「清和会」は「部長」の機嫌もきちんと取ってきたので、とりあえず命だけは無事だった。でも、「清和会」も実は陰では密かに「天皇」のご機嫌もとっていた、というわけです。(経世会と清和会についてお分かりにならない方はこちら)
実際、「経世会」も「清和会」もみんな自民党の議員は以下の党章をつけています。
嘘だと思うなら、その証拠を以下のリンクでご確認ください。
○平成研究会 – Wikipedia
○清和政策研究会 – Wikipedia
で、「教皇派」の司令塔だったバチカンが天皇の傀儡である「イエズス会」に乗っ取られてしまった今(詳しくはこちら)、当然、日本国内でも「教皇派」はかなり勢いを失っているはずです。
そして、もし「日教組」が「教皇派」の勢力であったならば、当然、「日教組」もガタガタになっているはずです。そうなると、「日教組」と犬猿の仲だった安倍としては嬉しくて仕方がないでしょう。それこそ「ざまあみやがれ」という気分に違いありません。
で、そんな浮かれた気持ちがつい国会中にポロリと出てしまい、思わず「日教組、どうするんだ」とヤジを飛ばしてしまったのではないでしょうか。
で、この「どうするんだ」という言葉の意味は、「教皇派の親分たちは皆ガタガタだけど、その部下であるお前たち日教組はこれからどうしていくつもりなんだ」ということなのでしょう。まあ、この辺のことはこのブログの読者の方にしか分からないでしょうけどね。
とにかく、安倍がアメリカ・ロックフェラーの飼い犬だというのは真っ赤な嘘です。彼は完全なる天皇のしもべです。今日は最後に、その確たる証拠となる記事を皆さんにご紹介したいと思います。
やや長くなりますが、かなり重要な記事ですので、以下、「リテラ」さんから記事を全文転載させていただきます。この記事で、はっきりと「安倍は天皇の手先」という結論が出されたも同然だと思います。
それだけでなく、この記事を読めば、いかに「天皇派」の人々が天皇のことを神のように崇めているのかがはっきりとお分かりいただけるかと思います。この国の政治家たちは本当に危険なカルト集団です。
----------------(転載ここから)
ネオナチ、在特会、統一教会……。安倍内閣の閣僚とカルト極右団体の関係が次々に明らかになっているが、実はこの内閣にはもっと強大で危険な極右団体がバックについている。
その団体とは神社本庁だ。安倍内閣の19閣僚中なんと16人が神社本庁を母体とする政治団体「神道政治連盟国会議員懇談会」のメンバーであり、そして、安倍晋三首相はその神政連国議懇の会長をつとめているのだ。
と聞いて、「神社本庁って神社の団体でしょ。最近、神社はパワースポットとして若い女性からも人気だし、どこが危険なの?」と疑問に思った読者もいるかもしれない。たしかに、神社本庁は全国約8万社の神社が加盟する組織で、その目的は「祭祀の振興と神社の興隆、日本の伝統と文化を守り伝えること」とされている。
だが、その本当の目的を知ったら、「癒される~」などといっていられなくなるはずだ。たとえば、神社本庁の政治団体「神道政治連盟」のHPをのぞくと、こんな主張や活動内容がでてくる。
自主憲法の制定、靖国神社での国家儀礼の確立、道徳・宗教教育の推進、東京裁判と侵略戦争の否定、A級戦犯の擁護、夫婦別姓反対、ジェンダーフリー反対、皇室と日本の文化伝統の尊重……。
もちろんこれくらいは、保守的な宗教団体の主張としては珍しくない。しかし、神社本庁の機関紙「神社新報」を見ていると、もっととんでもない主張がしばしば登場する。それは「祭政一致」だ。
祭政一致とは、神道の祭り主である天皇が親政も行ない、国政上、政府はそれを輔弼する(進言する)役割にとどめるという、大日本帝国憲法で明文化されていたものだが、神社本庁はそれを復活すべきだというのである。
たとえば、「神社新報」2008年10月27日付「憲法の基礎となる神道精神を考える」という記事のなかで神道政治連盟の田尾憲男・首席政策委員は憲法改正する目的として、こう力説している。
「そこで重要となるのが統治権の総攬者としての天皇の地位恢復。つまり、祭り主としての天皇陛下が国家統治者として仁政をおこなうとともに皇室祭祀を継承することで、表の政治機能と裏のお祭りが一体となって国が治まる。
政治には党利党略や権謀術数がつきものだが、それを祭りの精神で正しい方向に導かなければならない。陛下にはそのお導きのお働きがある」
「陛下がご質問をされるだけで総理や大臣、政治家などに反省を促すことができる。政治家が陛下のお気持ちを重んじ、国民のために何がよいか党利党略を超えたところで考えるようにしなければならない。
陛下は何が国民にとってよいか、あるいは皇祖皇宗がどういうことを期待しているのか、祭祀の中で神々と接して悟っていかれる。
それが政治に反映され、党利党略や謀略に走りがちな政治を清らかなものに正していくという働きを陛下にしていただかないと真の精神復興はできない」
祭り主としての天皇が政治における決定権を握る絶対君主制の復活……。この時代に信じがたい主張だが、「神社新報」はこれにともない、新憲法では軍の「統帥権」を天皇に帰属させるべきだという主張もたびたび行っている。
「統帥権」とは軍隊の最高指揮権のこと。大日本帝国憲法第11条には「天皇ハ陸海軍ヲ統帥ス」とあり、天皇の統帥権が規定されていた。師団数や艦隊など軍の規模(兵力量)の決定も天皇に帰属していた。
1930年、ロンドン海軍軍縮条約調印で時の浜口雄幸内閣は、条約に反対する海軍軍令部を押さえて調印したが、野党や軍部の強硬派、右翼団体などは天皇の統帥権を侵害した「統帥権干犯」だと激しく批判、浜口首相は国家主義者に銃撃されることになる(のちに死亡)。
以後、政党政治は弱体化。また、軍部が「統帥権」を楯に政府を無視して“天皇の軍隊”として暴走を始めるきっかけになった。
戦後は、自衛隊の最高指揮権は内閣総理大臣にある(自衛隊法7条)。これは、軍部が暴走した戦前の教訓から、国民により選出された国会議員より選ばれた内閣総理大臣によるシビリアン・コントロール(文民統制)といわれるものだ。
しかし、神社本庁はこのシビリアンコントロールすらも否定するのである。
そこには、祭政一致国家が突き進んだ太平洋戦争で、日本人だけでも330万人が犠牲になった反省はまったく感じられない。しかし、田尾首席政策委員は先の記事でこうした批判も次のように一蹴している。
「(こうした地位恢復は)皇室に対して却って迷惑ではないか、天皇が政治的に利用されるのではないか、軍部が台頭した戦前の失敗が繰返されるのではないか、などの危惧があるようだが、この考えこそ現憲法を作った占領軍の発想そのものであり、敵国の思想に基づく戦後教育の影響下で改憲を考えているということに過ぎない」
こうしてみると、神社本庁の主張はほとんど右翼民族派のそれとかわりがない。いや、それ以上の極右ということがよくわかるだろう。しかし、それも当然だ。そもそも神社本庁という組織自体が祭政一致と対をなす「国家神道」復活を目的に作られた団体だからだ。
国家神道というのは、いうまでもなく、日本の近代化にともなって推し進められた神道国教化政策のことだ。天皇にいっさいの価値をおくことで近代国家の統合をはかろうとした明治政府は、神道をその支配イデオロギーとして打ち出す。
そして、そのために神社を国家管理の下におき、地域に根付いて多様なかたちをとっていた神社を伊勢神宮を頂点に序列化。民間の神社信仰を皇室神道に強引に結びつけ、天皇崇拝の国教に再編成していった。
この国家神道から、国民には天皇への絶対的な忠誠が強要され、日本だけが他の国にはない神聖な国のあり方をもっているという「国体」という観念が生まれた。そして国体は八紘一宇という思想に発展し、侵略戦争を正当化していった。
つまり、国家神道は「現人神」の天皇の下、軍国主義、国家主義と結びついて、第二次世界大戦へと突き進む思想的支柱だったのである。
しかし、1945年、太平洋戦争で日本が敗戦すると、GHQは信教の自由の確立を要求。神道指令を発布し、国家と神社神道の完全な分離を命じた。神道を民間の一宗教法人として存続させることは認めたもののの、徹底した政教分離によって、国家神道を廃止させようとした。
そこで、神社関係者が1947年に設立したのが宗教法人神社本庁だった。その目的は明らかに、国体と国家神道思想の温存にあった。宗教学の権威・村上重良はその著書『国家神道』(岩波新書)でこう書いている。
「神社本庁は、庁規に『神宮ハ神社ノ本宗トシ本庁之ヲ輔翼ス』(第六十一条)とかかげ、伊勢神宮を中心に、全神社が結集するという基本構想に立って設立された。これは、国家神道の延長線上で、神社神道を宗教として存続させようとするものであった」
「神社本庁の設立によって、国家神道時代の天皇中心の国体と神社の中央集権的編成は、形を変えただけで基本的存続することになった。」
そして、1960年代に入ると、神社本庁は国家神道復活の動きを強め、1969年に神道政治連盟、1970年に神道政治連盟国会議員懇談会を設立する。村上は当時、こうした動きをこう批判している。
「しかも、反動勢力と結ぶ神社本庁の指導者層は、民主主義を敵視して時代錯誤の国家神道復活を呼びかけ、この主張を、傘下の七万八千余の神社に上から押しつけることによって、神社神道が、みずからの手で自己を変革する可能性を封殺しているのである。」
もっとも、こうした時代錯誤の狂信的な思想も一宗教団体が掲げているだけなら、それをとやかくいうつもりはない。だが、この思想は確実に自民党の国会議員を動かし、現実の政策に着々と反映されてきているのだ。
「神政連が国議懇と連携して進めた運動の成果には元号法制化、国旗国歌法や『昭和の日』の制定(略)皇室典範改悪や夫婦別姓法案の阻止などがある」(「戦後の神社・神道 歴史と課題」神社本庁総合研究所監修/神社新報創刊六十周年記念出版委員会/神社新報社)
2000年には森喜朗首相(当時)が「日本は天皇を中心としている神の国」という「神の国」発言で物議をかもしたことがあったが、この発言は神道政治連盟国議懇の設立三十周年記念祝賀会での挨拶だった。
そして、冒頭でも述べたように、安倍内閣では19閣僚中16人が神政連国議懇のメンバーで占められ、その政策はほとんどが、神社本庁=神道政治連盟が掲げる政治目標と見事にシンクロしている。
自主憲法の制定、国軍の創設、靖国神社での国家儀礼の確立、道徳・宗教教育の推進、東京裁判と侵略戦争の否定、A級戦犯の擁護、夫婦別姓反対……。
さらに、山谷えり子拉致問題担当相、有村治子女性活躍担当相というゴリゴリの保守思想で話題になった2人は、神社本庁がたてた候補者といっていいほど、同団体と密接な連携をしている。
今、我々が真に問題にすべきなのは、在特会やネオナチといったそう大きな影響力のないカルト団体との関係ではなく、日本最大の信者数9125万人を誇り、社会的にも完全に認知されている神社本庁と政権の一体化、そして、この宗教団体がもつ本質のほうではないか。
断っておくが、この団体がもっている思想は、日本古来の伝統や神社信仰とはまったく異なるものだ。むしろ、神社本庁は神道が古来より大切にしてきた信仰を踏みにじるような行為も平気でやっている。
----------------(転載ここまで)
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安倍晋三と小沢一郎が天皇派の最重要人物であるという幾つもの証拠。
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