霊的な目覚めは、皆さんの内部の特定の部分に目覚めることに関連する、ひとつの概念です。
数多くの人々が最初に経験するものは、自分達は人間以上の者であり、霊の存在であり、エネルギーの存在だ、という事実です。
ここが、目覚めの旅が始まる場所です。
こうした新たに目覚めた人々は、自分達の追及を始めることになり、しばしば自分達はただひとりであり、自分達がさらに目覚めた存在達に気付くまでその道筋の上では孤立している、と感じます。
一度その人々がこの目覚めについて、自分たちが本当に気付いたものについて、さらに気付き、さらに理解するまでは、ということです。
数多くの人々が数々の異なる癒しの様相、数々の異なる考え方に気付くようになり、その人々が目覚めの道筋に追随するにつれて、人々の追及は深まります。
ここが、人々が一体性を推進する数々の集団に気付き、すべてはひとつであり、愛と光であることに気付く場所です。
しかしその一方で、人々が確認するものは、実際の一体性ではありません。
しかしそれでも数多くの人々は、こうした集団の愛に溢れる言語を通して、それを確信することになるでしょう。
人間として誰が、惑星上に存在するこの惑星以外の存在達でさえ、自分自身をひとりの神聖なる存在、ひとりの愛と思いやりがある存在、他のすべての存在達と一緒の存在だと確認することを望まないというのでしょうか？
ここが、一部の内面の葛藤が始まる場所です。
何故なら彼らは、この瞬間に、一体性が自分達自身の外部の存在達と関連しているひとつの信念体系に従っているからです。
内面の葛藤が起こるのは、彼らがこの瞬間に、こうした他の存在達とひとつになり、彼らが変わり、地球上の他の数多くの人々と違う行動を取れ、と伝えられるからです。
彼らは、他のすべての存在達との一体性は、今後彼らを内面の一体性に導くことになる、と伝えられ続けています。
こうした他の存在達すべてと一体になるために、彼らは他の人々に対して愛に溢れ思いやりがある状態になることが必要であり、そして他の存在達に対して判断をせず、この他の存在達に関連する一体性に属する信念体系に関連するさらに多くの規則が存在する可能性があります。
一体性は、人々がただ内面だけで気付くことができるものであり、数多くの人々が探し続けている一体性は、人々自身の存在の内部の一体性です。
その状態から、数多くの人々が、自分達もまた一体性を経験している、と考えますが、しかしその正しい言い回しは、“世界、宇宙、そしてそれ以上のものの一部になっている”、になります。
何故なら、ひとりの存在としての皆さんが消えるのではなく、皆さんは人間の世界を超えたさらに巨大なひとつの世界の一部になるか、その一部であると感じ始めるからです。
皆さんが皆さんの周りの他の人々との関連で一体性を追求している時、皆さんはそれに気付かないでしょう。
皆さんが気付くようになるものは、一体性を追求する同じ道筋の上にいる、他の人々です。
しかしこの一体性については、数多くの異なる考え方や信念が存在することになるでしょう。
そして人々は、何度も議論し、討論し、そして時には推進されつづけている一体性を否認する他の人々の断定的な意見が現れる結果になります。
わたし達は、これについて何らかの悪いものを確認しません。
実際に、こうした物事の数多くは、内部のさらに深い空間に気付くための、ひとつの方法です。
何故なら、人間は魂の反響板として、衝突して内面の別の部分に気付くことに着手する対象として、別の人間が必要になるからです。
しかしその一方で、それはまさに多くの人々にとって、特に新たに目覚めた人々にとって、まさに紛らわしいものになります。
それは、彼らが数多くの存在達に、わたし達のところに来るように、わたし達はすべてひとつだ、と伝えられるからです。
一度彼らが現れると、一瞬の間は一体性を経験しますが、一度彼らがさらに長く留まると、彼らはわたし達が以前の数々の段落で説明してきた、そのすべてのことを経験し始めることになるでしょう。
彼らは、時に瞬時に、時にはある程度の時間をかけて理解することになりますが、しかし彼らは、その数々の行動を、数々の異なる信念を、そして数多くの存在達が自分自身の内部で戦い続けている姿を、確認することになるでしょう。
その存在達が戦っている理由は、他の人々に向けてだけではなく、彼ら自身にも向けた愛と思いやりの空間に気付こうとしているからです。
数多くの人々が、既に愛だけが存在する世界に気付くようになっています。
しかし、彼らが気付くものは、一体性として、他の存在達との一体性として、もしも皆さんが他の人々を、他のすべての人々を愛するなら唯一感じることができる一体性として、愛が推進され続けているひとつの世界です。
これは、色々な意味で実現可能なものであり、人間として皆さんが他の人々を愛することはできますが、しかしそれは、皆さんが他の人々に同意しなければならないことを意味する訳ではありません。
それは、愛は皆さんが皆さん自身の意見、皆さん自身の行動の選択肢を持つことを許さないものであることなど意味しません。
それは、皆さんが皆さんよりも激しく叫ぶことができる人々に従わなければならないことを意味しません。
他の人々に対する愛は、まさに地球上や他のあらゆる場所で生きているすべての存在のための愛になり得るものですが、しかしそれも、皆さんが他のすべての存在達とひとつであることを意味しません。
何故なら、他の人々を愛することは、依然として皆さんと他の人々の間のひとつの分離になっているからです。
その数々の言葉は以前から明確に、皆さんは “他の存在達” に対して愛に溢れ思いやりを持つようにならなければならない、皆さんは “他の存在達” を愛さなければならない、ということを明らかにします。
実際にただひとつの “一体性”、内部の一体性だけがあり、そして皆さんはそこから、皆さんはさらに巨大なひとつの戯曲、さらに巨大なひとつの世界の一部であることを確認することになるでしょう。
その世界は、内部の一体性が皆さんに、一体性とは他のあらゆる物事のように、単なるひとつの概念、信念、時に歪められた信念になっているものだ、という事実を明らかにする世界です。
何故なら、それは皆さんが今まで探し求めてきた一体性、内面の一体性に決して皆さんを連れて行くことがないからです。
その場所から皆さんは、内面の一体性は完全な目覚めに向かう、皆さんが今まで探し求めてきたすべてに向かうひとつの道筋に皆さんを連れてゆくことを、理解することになるでしょう。
その場で皆さんは、皆さんが今まで探し求めてきたすべてに気付くことになるでしょう。
皆さんが存在することができる場所、皆さんのありのままの姿であり、そして好きではないこと、同意しないこと、他のすべての存在を愛さないことは、別に悪いことは何もありません。
皆さんがひとりの人間として正直になることが許される場所、みなさんがさらに巨大な状況を確認でき、しかしまた、その状況の内部ですべての皆さんが現時点で皆さんの役割を演じることを認識できる場所です。
皆さんが演じる役割は皆さんに委ねられていますが、しかし皆さんの感じ方、皆さんが確認するものについて正直なことは、他の何よりも大切なことです。
何故なら、それは皆さんが、創造の内部、皆さん自身という存在の内部で、ひとりの完全な協力者になることに関連しているからです。
ひとりの人間の水準で誰かを好きではないこと、ひとりの人間の水準で誰かと同意できないことは、問題ではありません。
これがこの瞬間の皆さんのありのままの姿です。
人間は一体性の一部であり、そしてさらに、自由意思も許されます。
さらには、皆さんが霊的な水準で一部の存在達を好きにならない時期も訪れることになるでしょう。
これはすべて、地球の現実性を超えたさらに巨大な現実性を確認するために、内部でひとつになることの一部です。
それぞれの存在が自由意志を持ちますが、それは皆さんが彼らの行動に同意しなければならないことを意味する訳ではありません。
あらゆる人を愛さなくても、あらゆる人を好きにならなくても、問題ありません。
愛は皆さん自身という存在の内部にあり、愛は、愛として表現されている皆さん自身という存在の内部の一体性ですが、それにもかかわらず、それは単なる愛を大幅に上回るものです。
皆さんに必要なことは、さらに重要なものを、内部で正直になることを解き明かし、皆さんが感じ、考えるものを受け入れるか、あるいは、皆さんが内面で感じ、考えなければならないものに関して、他の人々の数々の規則に甘んじることです。
自由は、皆さん自身、そして他の人々について正直になることから現れます。
皆さんの経験と道筋は皆さんのものであり、他の人々に皆さんが経験するべきもの、皆さんが従うべき道筋を命令させないようにしてください。
これは、惑星上や惑星外のあらゆる存在に当てはまります。
