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光文書(ヒカリモンジョ)  Vol.461 ドイツのメッキ

光文書(ヒカリモンジョ)  Vol.461 ドイツのメッキ
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ポルシェ博士の設計によって、世界に新しい時代を開いたフォルクスワーゲンの会社が、あろうことか、科学技術への冒涜とでもいうべき行為をして、存続の危機を招いています。これによって、ヨーロッパは、先端技術のレースから脱落することが決まったといってもいいのでしょう、
いまの世界で、すべての分野で業績を残せる文化圏は3つしかありません。ひとつはアメリカ、もうひとつはドイツを中心とするヨーロッパ、そして、単一の言語および民族では唯一の文化圏である日本です。

このドイツの退場によって、アメリカと日本だけが、次の時代の扉を開く、科学技術のデータと思考のもととなる情報の蓄積を続けられる言葉を持つことになります。このことの途方もなさに、いまは誰も気づかないでしょうが、この世界の科学技術の標準語は、英語だという事実とその英語圏のなかでも、唯一アメリカだけが創造力を独占しているという事実から、未来を予測するときに、やがて、日本語の時代がくるという精神界の予告の存在が、ある種の人間のなかでは、輝きを増すはずなのです。

このクニは、明治維新の時より一方的にドイツ文化に憧れ、結果としては、ナチスとの同盟という最悪の選択に到りました。その時代、その時代に世界で起きていることを正しく直視することができれば、そのような選択はなかったはずなのですが、残念ながら、いまもその歴史がくり返されようとしていました。ドイツという国の脱原発路線や、移民政策というものを、さも、良いことのようにこのクニに紹介してきたものたちは、ドイツおよびヨーロッパが、その結果として、民族と宗教の対立をその内部に抱え込むことになった不幸を、不幸でないといい張るのでしょうか。

この世界では、いま、一神教の文明そのものが滅びの時を迎えているのです。

一神教の文化では、何も解決ができません。ドイツという国は、ナチスのホロコーストの責任から逃れるために、異民族を排除できないという宿阿を負いました。同じように、アメリカという国も、ユダヤの民の勢力の増大とともに、ヒスパニックや東洋系移民の増大という、これから大問題となる情況をつくり出してしまいました。同じことは、白豪主義で知られたオーストラリアでも進行しています。

この世界は、出生率の高い民族の大移動によって、変貌しようとしているといってもいいのでしょう。その先にある地球文明とは何なのでしょうか。


ひとつはっきりしていることがあります。それは一神教の文明というものは、異教徒には寛容にはなれないということです。


社会がその内部において、対立し緊張を高めていくのが、これからの世界で進行していくストーリーになります。このクニは、アルファベットの文化を翻訳する際に、ある意味で理想化、または、お化粧をして日本語化しました。たとえば、共産主義というものは、その文字の配列だけで見るならば、ひとつの理想のように見えます。しかし、現実の共産主義者たちの歴史は、神なき人間の特性として、人間を殺すことに何のためらいも持たない人間集団であることを示しています。


このクニは、すでに外に学ぶものを持たないことに気づかなければなりません。


このクニが訳した民主主義というものを、このクニで実現するために、精神界が用意したのが、記・紀にはじまる神の物語だということをそろそろ発見すべきなのです。そこからはじめない限り、いつまでも、一神教の特性である不毛な神学論争を、平和憲法と称するものを中心にくり広げる思いの輪の内側に留まり続けることになります。それこそが、悪魔のトラップなのです。ドイツのメッキがはがれた先にあるのは、このクニの覚醒のはずなのですが、その道に気づく人間はまだ僅かです。

2015年9月24日 積哲夫 記


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