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アメリカ、ウソではじめた6つの戦争(ロシア・テレビツェントルが暴露)

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コブラは9月から動きがあると予告でしたが。米国の内外で、活発化してますね。Φ(´゜π゜`)φ


アメリカ、ウソではじめた6つの戦争(ロシア・テレビツェントルが暴露)

http://archive.mag2.com/0000012950/20130916045556000.html

では、本題。

皆さんご存知のように、日本は「米英情報ピラミッド」に属しています。
それで、日本国民は、いつも米英の都合のいいように洗脳されている。
日本では、英字新聞を読める知識人は「かっこいい!」と思われています。
でも、それって、実をいうと「もっと深く米英情報ピラミッドに洗脳されている」のと同じこと。
結局、日本人が「米英情報ピラミッド」から出るのは難しいのです。
私が住んでいるモスクワは、別のピラミッド、すなわち「クレムリン情報ピラミッド」に属しています。
ここには、タブーが一つだけあります。

それは、「プーチンの悪口をいってはならない」。
そして、ロシアの国営テレビは、24時間プロパガンダをたれながしている。

だから、私がロシアの情報を知ろうと思えば、「米英情報ピラミッド」や、独仏中心の「欧州情報ピラミッド」にアクセスした方がいい。
私は、いつもそうしています。
しかし、「クレムリン情報ピラミッド」にも、よい点はあります。
それは、「米英の暗部」について、全然タブーがないのです。
だから、日本では絶対流れない情報が出ています。

さて、私は9月14日、テレビ・ツェントルの「ポストスクリプトン」という番組を見ていました。
司会のプシコフさんは、現役の議員で、保守派の大物。
その番組で、「アメリカの戦争は、全部インチキの理由ではじまった」という話をしていました。
(番組の映像はこちらで見ることができます。

25分ごろから。

http://www.youtube.com/watch?v=mUh7yb4h-To  )


▼一つ目のインチキ戦争?=米西戦争

米西戦争とは、1898年に起こったアメリカとスペインの戦争のことをいいます。
この戦争がはじまった直接の理由は、アメリカ海軍の戦艦メイン号が爆発したことです。
266人が亡くなりました。

ニューヨーク・ジャーナルとニューヨーク・ワールドをはじめ、アメリカメディアは、「スペインがやった!」と決めつけました。
「Remember the Maine, to Hell with Spain!」
(メインを思い出せ!くたばれスペイン!)」

これで「戦争支持」の世論が形成され、アメリカはスペインとの戦争を開始したのです。
ところがこの「メイン号」事件。
ポストスクリプトンによると、「アメリカ自身がやった」のだそうです。

なぜ?
「スペインと戦争をしたかったから」
なぜ?
この戦争の結果が、アメリカの意図を示しています。
米西戦争は、1989年4月~8月に起こった、短期間の戦争でした。
しかし、戦果がすごかった。

ウィキペディアから引用してみましょう。
<アメリカはフィリピン、グアムおよびプエルトリコを含むスペイン植民地のほとんどすべてを獲得しキューバを保護国として事実上の支配下に置いた。>

すごいですね~。
4ヶ月でこの戦果。
ちなみにウィキをみると、「アメリカの自作自演」とはありませんが、こんな解説が出ていました。

<1898年2月15日にハバナ湾でアメリカ海軍の戦艦メイン(USSMaine, ACR-1)が爆発、沈没し266名の乗員を失う事故が発生した(この中には8名の日本人コックとボーイが含まれていた)。

爆発の原因に関する証拠とされたものは

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
矛盾が多く決定的なものが無かったが

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ニューヨーク・ジャーナル、ニューヨーク・ワールドの2紙を始めとした当時の米国のメディアはスペイン人による卑劣なサボタージュが原因であると主張した。>

▼二つ目のインチキ戦争 =日本
面白いです。
この番組の26分40秒ごろから、「日本の真珠湾攻撃も、アメリカが仕組んだ罠だった!」
という説が披露されています。
何をいっているか?

要約。
<日本による真珠湾攻撃は、ルーズベルトの挑発によるものだという説がある。彼は、アメリカの世論が第2次大戦への参戦に反対だったことを知っていたのだ。そして、その状況を変えようとした。>

<アメリカは、日本が攻撃してくる、正確な日にちまで知っていた。それで、空母などは公海に移動し、ハワイに残っていたのは、第1次大戦用につくられた古い船ばかりだった。>

この話、昔からの読者さんには「常識」ですが、新しい読者さんは、「トンデモ、トンデモ」と思われるでしょう。

しかしこれは、アメリカが大嫌いなロシアのメディアだけが主張しているのではありません。

なんと、ルーズベルトの前のフーバー大統領が、「そのとおりだ!」と証言しているのです。
2011年12月7日の産経新聞を見てみましょう。
<真珠湾攻撃70年 「ルーズベルトは狂気の男」フーバー元大統領が批判


【ワシントン=佐々木類】ハーバート・フーバー第31代米大統領(1874~1964年)が、日本軍が1941年12月8日、米ハワイの真珠湾を攻撃した際の大統領だったフランクリン・ルーズベルト(第32代、1882~1945年)について、「対ドイツ参戦の口実として、日本を対米戦争に追い込む陰謀を図った『狂気の男』」と批判していたことが分かった。>
(産経新聞2011年12月7日)

え? 
ルーズベルトが狂気の男? 
いったいどういうことなのでしょうか?
<米歴史家のジョージ・ナッシュ氏が、これまで非公開だったフーバーのメモなどを基に著した「FREEDOM BETRAYED(裏切られた自由)」で明らかにした。

 真珠湾攻撃に関しては、ルーズベルトが対独戦に参戦する口実を作るため、攻撃を事前に察知しながら放置。ドイツと同盟国だった日本を対米戦に引きずり込もうとした-などとする陰謀説灯が日米の研究者の間で浮かんでは消えてきたが、米大統領経験者が陰謀説灯に言及していたことが判明したのは初めて。>(同上)
これまでも「ルーズベルトは、真珠湾攻撃を事前に知っていた」
(つまり、奇襲ではない)、「日本を対米戦に引きずり込もうとした」
(つまり、好戦的な日本が、平和的なアメリカを攻めたわけではない)
という陰謀論はあったと。

 しかし、アメリカの大統領が、このことを断言しているとすれば、重みが全然違ってきますね。
「おまえ陰謀論者だろう?!」といわれたら、「いや、フーバー大統領がいってるんだよ」と反論できます。

▼三つ目のインチキ戦争?=ベトナム

これはベトナム戦争介入のきっかけになった1964年の事件です。
ポストスクリプトンに頼るまでもなく、ウィキペディアに、「これはインチキだった」という主張が載っていました。

引用します。

<トンキン湾事件(とんきんわんじけん、英: Gulf of Tonkin Incident)は、1964年8月、北ベトナムのトンキン湾で北ベトナム軍の哨戒艇がアメリカ海軍の駆逐艦に2発の魚雷を発射したとされる事件。
これをきっかけにアメリカは本格的にベトナム戦争に介入、北爆を開始した。

アメリカ議会は上院で88対2、下院で416対0で大統領支持を決議をした。

しかし、1971年6月ニューヨーク・タイムズのニール・シーハン記者が、報告書『ベトナムにおける政策決定の歴史、1945年-1968年』こと“ペンタゴン・ペーパーズ”を入手、

トンキン湾事件はアメリカが仕組んだものだったことを暴露した。>
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

▼四つ目のインチキ戦争?=ボスニア

細かい話になるので、これもウィキから。

<ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中の1995年、ボスニア・ヘルツェゴビナ領内のセルビア人勢力は、首都サラエヴォを狙って発射した迫撃砲弾がサラエヴォ市内の市場に落下し、市民38人の死亡者がでた。
この地域は、国際連合によって決定された、ボスニアの安全地域(非戦闘地域)に含まれていた。

この事件には世界各国から広く抗議の声が上がり、国際連合保護軍の司令官やNATO南部司令官は、アメリカ海軍の原子力空母『セオドア・ルーズベルト』をアドリア海に派遣、連合国軍機も攻撃態勢を整えた。

その後、NATOは数ヶ月間に渡って、セルビアのボスニアへの攻撃活動を阻止する空爆作戦を練り、290機の軍用機をイタリアを中心とする18カ所の基地に配備し、空母セオドア・ルーズベルトでも多くの艦上戦闘機を配備した。

配備完了後、デリベレート・フォース作戦という作戦名のもと、空爆作戦が実施された。
作戦に参加する軍用機の大半はアメリカ軍機で占められていた。>


ポストスクリプトンによると、これは「セルビアがやったのではない」のそうです。

▼五つ目のインチキ戦争?=ユーゴ

皆さん、1999年のユーゴ空爆を覚えているでしょうか?
コソボは(ユーゴ連邦)セルビア共和国の自治州でしたが独立を目指していた。
それで、コソボとセルビアは戦争状態にありました。
(セルビアからみると「内戦」。)

NATOは「セルビアが、コソボのアルバニア系住民を民族浄化している」ことを理由に、空爆を実行したのです。

民族浄化で一番有名なのは、1999年1月におきた「ラチャクの虐殺」です。

ウィキから引用してみましょう。

<コソボ解放軍による攻撃とセルビア側の反撃は1998年から1999年にかけての冬の間中つづけられ、1999年1月15日にはラチャクの虐殺(英語版)が引き起こされた。

事件は直ちに(調査が始められるより前に)虐殺事件として西側諸国や国際連合安全保障理事会から非難された。
このことは、ミロシェヴィッチと彼の政権の首脳らを戦争犯罪者とみなす基礎となった。
テレビカメラは、殺害されたアルバニア人たちの遺体のそばを歩くアメリカ合衆国の外交官ウィリアム・ウォーカー(英語版)を映し出した。
ウォーカーが記者会見を開き、一般市民に対するセルビアの戦争犯罪行為について明らかにしたと述べた([26])。
この虐殺が、戦争の大きな転換点となった。
NATOは、NATOの支援の下で平和維持のための武力を投入することのみが、問題を解決する唯一の手段であると断じた。>

これですが、
<事件は直ちに(調査が始められるより前に)虐殺事件として西側諸国や国際連合安全保障理事会から非難された。>

だそうです。
調査結果が出る前に「決めうちしてしまう」のはシリアの場合も同じですね。

しかし、ポストスクリプトンによると、これもウソなのだそうです。
実際、ラチャクで殺されたのは、民間人ではなく「武装勢力」だったと。

▼六つ目のインチキ戦争 =イラク

これは、もう皆さんご存知ですね。
アメリカ自身も、「あれはインチキ戦争だった」と認めています。

<「米上院報告書、イラク開戦前の機密情報を全面否定
【ワシントン=貞広貴志】

米上院情報特別委員会は8日、イラク戦争の開戦前に米政府が持っていたフセイン政権の大量破壊兵器計画や、国際テロ組織アル・カーイダとの関係についての情報を検証した報告書を発表した。>
(読売新聞 06年 9月9日)

<報告書は『フセイン政権が(アル・カーイダ指導者)ウサマ・ビンラーディンと関係を築こうとした証拠はない』と断定、大量破壊兵器計画についても、少なくとも1996年以降、存在しなかったと結論付けた>
(同上)
ポストスクリプトンは、こういう例をあげながら、「だからアメリカが『アサドは化学兵器を使った!』と主張しても信じられるか!」といいたいのでしょうね。

もちろんロシアはロシアでプロパガンダしているので、丸ごと信じる必要はありません。
しかし、日本、ベトナム、イラクなどは、すでに「確定している」といってもよいのではないでしょうか?

▼日本は・・・

日本には「アメリカは正義の味方で、自由と民主主義の守護神だ!」と信じている人がたくさんいます。

一方で、「世界で起こっている悪は、すべてアメリカが原因だ!」と信じている人もいます。
そういう人たちがいうに、中国は本音では平和を願っていて、尖閣を狙っていないのだそうです。
しかし、どっちもナイーブすぎますね。
いくらアメリカが日本の同盟国だからといって、子供ではないのですから、アメリカが「聖人のような国」と信じるのは愚かです。
アメリカにも光と深い闇があることは知っておく必要がある。

しかし、それで「中国やロシアが善の国だ」ということにもなりません。
左翼の人たちは、中国が100万人のチベット人を大虐殺した事実。
新疆ウイグル自治区で核兵器実験を繰り返していたことなどを、完璧に無視しています。

私は何がいいたいのか。

私たちは、大国の光と影を両方理解し、その上で日本の国益に沿った決断を下さなければいけないということです。
たとえば、あの男がそうしているように・・・。


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