鎖国とか、選民死相、日本マンセーなところを除けば、正解なんですが。惜しいですね。
光文書(ヒカリモンジョ) Vol.493 天神地祇
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この5月3日に、私は熊本地方を訪れて、このクニの天と地のエネルギーが、大きく変化していることを確認してきました。これまでも、このクニでは、人間の罪に対して、天の神々の怒りの波動が、警告として発されてはいましたが、今回のように、天と地が呼応していると感じられることはほとんどありませんでした。このクニの土地を私有財産として認めるようになった、明治政府の罪が、これから暴かれるようになるのかもしれません。
いまある世界の不安定要因は、一神教の神から、この地球上のすべてを所有することを許されたと信じる人間の強欲から生まれていることに、そろそろ、すべての日本人が気づくべき時がきているのです。
戦後日本の土地神話の経済モデルを、再発見して活用したアメリカのサブプライムローンの問題で、あのリーマンショックが起き、世界の政府と中央銀行は、肥大化した民間銀行を救済するために、ほぼ、無限大の金融緩和に動きました。
同じように、日本のGDP至上主義ともいうべき成長モデルに学んだ中国共産党による経済運営は、成長の停止イコール国家の支配権の喪失というリスクがあることを、無視できなくなるところに到っています。
さらに、ウォール街とワシントンD.Cの意向とは反対の貧しきアメリカ人の政治参加が、今年の大統領選挙からはじまるとすれば、この世の戦後秩序は、この2016年をもって終了することになります。この時代に、戦後の日本人が身につけてしまった強欲が、このクニに与えられた、天命を果たす上での大きな障害になっていることに、気づくべきなのです。
このクニが、あの敗戦までも天のプログラムであったと後世の人間に理解してもらうためには、このタイミングで覚醒し、ポスト・パックスアメリカーナのモデルを示さなければなりません。そのためには、天はアシハラナカツクニを、これほど天変地異の多き列島に置いたのです。地震や津波や火山の噴火などで、常に変化し続ける国土こそが、精神界のデータによれば、クニトコタチという神の身体なのです。私たち日本人は、そのご神体の上に乗って生活しているという自覚を、本来はたましいの奥底に刻印されて人の世に生まれているはずなのです。そして、そのたましいの開花なしに死に到る人間のたましいは、自分の出発点さえ見失い、死後に去るべきところを見つけられずにこの地上に留まることになるのです。すでに、宗教はその役割を終えていますから、過去の救済の道筋は閉ざされています。
大日本帝国が、なぜ、あの戦争に敗れたのかの理由が、これからはじまるアメリカの支配による世界の秩序の崩壊の先に、すこしの英知があれば見えてくるのです。
古事記と日本書紀という書が、このクニが白村江の敗戦のあとに天命によって記述されたということを、明治政府の人間たちが理解していたならば、朝鮮の併合も、満州国の建国もなかったはずなのです。このクニは、記紀の時代から一貫して、原則的に鎖国というのが国是であり、その日本語文化圏のみを国土とする非侵略の存在のあり方を国体としてきたのでした。これが、このクニの天命なのです。さらに、アメリカに敗北し、アメリカの支配を受け入れた先に、アメリカ文明を学び終えた日本文明のモデルを世界に提示することも、天命として課せられていることも忘れるべきではありません。
私が熊本にいた5月3日は、くしくもマッカーサー憲法の記念日でした。ガイコクをありがたがる人間が、いまもこのクニの世論を導こうとしている現実に、天も地も、怒りを持っているということだけは、お伝えしておくことにします。