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なぜ、この世界は、これほど歴史から学ぶことがないのか、という人間的な疑問に対する、精神界からの回答は、偽りの岩戸開きから出たデータは、循環の輪に歴史を押し戻すということなのです。学びを終えるためには、偽りの部分を認識し、正しい岩戸開きを、あらためてする必要があるのです。精神界は、いま、その方向で動いていると、私は認識していますが、進行中のことが、普通の人間の意識活動に、影響を与えるためには、さらに時間が必要になります。

このタイムラグが、できる限り少なくなるように、すこしでも精神界のことを知っている人間は、活動する義務が、いま、生じています。

1945年の敗戦に到る道では、このクニの精神界は大本教の出口王仁三郎に象徴される感応者を使って、警告を発しましたが、それもまた、人間の世の権力を握るものたちからの弾圧によって沈黙させられました。この一連の物語の延長上に、現在のこのクニが置かれているという見方もありますが、私はすでに別の物語の場にこのクニは移行したと感じています。

それらの物語は、すでに終わっているのです。そして、いま、ここにある危機は、かつて、このクニに置かれていた予言の外にあるというのが、私が知る精神界からの情報であり、私がこの光文書でお伝えし続けてきた重要なテーマなのです。

このクニに置かれた、ニホンの仕組み　というものが、人間霊の問題も含めて、新しい人間世界のモデルを提示するものらしいというのが、この2013年まで私がはたらいてきた結果、あきらかになったものでした。

これまでは、精神界の用意でした。いまも、それは進行していますが、この用意が整うのが、たぶん2014年の前半であり、そこから先は、人の世に問題の中心が移る　というのが、現在の私の理解です。

明治維新という岩戸開きの延長上にある限り、このクニは朝鮮半島や中国との緊張関係をくり返す

ことになるというのも、精神界のルールを知れば当然のことなのです。そして、これらの問題を解決するためには、明治維新の外圧のもととなったアメリカと、その背景にある人間グループとの関係にまで、認識の範囲を広げて、人知のデータを補正するところからはじめなければなりません。

さらに、明治維新後に人為的につくられた国家神道というものや、皇紀2600年の祭典のために用意された神武の東征の足跡というものの再検討も求められることになります。そうした人知のはたらきの用意のために、いま、精神界では、それらの時空の整合性を生むことをある種のプログラムとして、実行しているともいえます。

それが、古事記は予言の書でもあるということの意味なのかもしれません。
どちらにしても、2013年はもうすぐ終わりますが、精神界にとっての大峠は、越えることができたというのが、私の実感としてあります。

そして、はじまる2014年が、たぶん、人間世界の大峠になるという予感をお伝えして、ことし最後の光文書をしめくくることにします。