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人は、三次元のこの地球上で、肉体に宿り、様々な体験を通じて霊性を向上させ、やがて五次元の世界へ旅立つ、と言われております。それ故、先送りした課題は、必ず克服するまでやってきます。また、業の深い現代地球人は、五次元レベルまで霊性を高めるには、何度も何度も転生・体験が必要なようです。
これは、3.11フクシマの現実を見ても、未だ死の灰を克服していないにもかかわらず、原発産業でのお金儲けを再開しようとする為政者たちの生き様を見れば、一目瞭然です。利権の欲に囚われているのか、あるいは脅迫概念なのか、あまりに霊性が低すぎます。
また、目の前の現実は、自分の思いで作られることから、現在の我々の霊性の度合いは、現実の社会を見ればわかります。観点を変えれば、歴史上の事象等も、克服していない場合は、形を変えて再度起こる、と言えるかもしれません。
喩えれば、1704年の宝永大地震型である南海トラフ大震災~富士山噴火が起これば、現状のままでは、浜岡原発が第2のフクシマになることは、火を見るよりも明らかです。
最近とみに、明治維新が取り上げられています。一般には、「明治維新は良かったが、戦後のGHQの政策で日本はダメになった」という観点からです。
私には、明治維新で果たせなかった課題を克服するために、再度同じような状況がやってきたように思えます。今回は、この観点から明治維新を述べようと思います。
さて、維新を党名に使った政党に激しい逆風が吹いています。もちろん、維新とは明治維新を指し、士農工商の旧態依然たる封建体制の元凶であった江戸幕府を倒して近代国家・日本を誕生させた一連の志士たちの活動に象徴されています。その志士達にあやかって、混迷する現代日本を新たに切り開いていく、との思いで名付けられたのでしょう。
もちろん明治維新は、完全な江戸時代・社会の否定の上に成り立っています。
新政府は、日本人の礼儀作法・教育・文化の原点とも言える江戸仕(思)草や、ゴッホ達印象派の出発点である浮世絵の歌川派さえも禁止・断絶しました。しかも、ゴッホたちが名乗っていた「ヤパン・インプレッション」を、「日本版画派」または「日本浮世絵派」と訳すべきところを、御用学者第一号と言える福沢諭吉に「印象派」と訳させました。西欧の民主化の原点が、江戸の市民社会、つまり江戸幕府の施政下にあったことを隠す歴史上のマインドコントロールのためです。
つまり、自然と共生してきた「ヤマトごころ」の否定の上に、明治の欧米化政策がなされたのです。この歴史の事実・重みをしっかりと再認識する必要があります。
白人による植民地時代
大航海時代、つまり西欧白人達による世界の植民地化が始まる16世紀以前は、この地球上は、ムー~縄文と受け継いだ、自然と共生した民族を祖とする文明で覆われていました。
北米にはホピ族などのネイティブアメリカン。中南米にはマヤ族やインカ帝国など。オーストラリアにはアボリジニ。
南洋の島々にはミクロネシア人、等々。
その本家本元の列島には、この世のパラダイスと言われた江戸市民社会が形成されていたのです。ちなみに、国連加盟国195ヵ国中、もっとも伝統のある国が日本です。現在使用されている漢字主体の文献上でも約1400年、実際には有史以前から列島には日本国しか存在していないのです。
米国は約250年、戦後生まれの中国・韓国は約60年に過ぎません。
その自然と食物が豊富な大地で、縄文人の末裔たちは、「憎しみ」という言葉さえない民族もあるほど、平和に暮らし、それ故、武器なども持っていませんでした。列島の縄文人達も、1万5千年、一切戦いのない時代であったことも遺跡等から検証されています。そもそも政(まつりごと)が、五穀豊穣を祝う祭りだったのです。
一方、緯度が高くて太陽の恵みも少なく、氷河で表土が削られ、痩せた土地に住む西欧人たちは、動物を射止めて食糧とする他なく、自然との調和とは逆に自然を征服する生活から、やがて部族間の競争の文明となりました。そして技術の進歩とともに、弓が鉄砲、船が軍艦となり、16世紀以降は、争って豊かな地方へ資源を求めて進出して行きました。帝国主義による植民地化時代、つまり競争原理による強奪の時代となりました。
彼らは、本来のキリストの教えとは大きく乖離したエゴ的キリスト教の聖書を左手に、右手に銃を持って、平和に暮らす心豊かなモンゴロイド達を殺戮し、金銀財宝、資源を奪っていきました。まさに、羊の群れにオオカミが襲いかかった時代でした。
「発見、即自国領」とすることができたのも、自然と共生する文明に武器がなかったからできたのであり、決して西欧人の人間性・霊性が高かったわけではありません。
ここで何故、霊性を述べるのか、重要なことなので再度説明しておきたいと思います。つまり、我々人類は、この地球上で3次元の肉体に宿り、様々な体験を通じて霊性を向上させ、やがて肉体を脱いで、5次元の社会(星)へと卒業する存在だからです。
実は、UFOとは金星や火星など銀河系内に住む5次元に進化した人類が、なかなか進化しない地球人を心配して、支援にきてくれている乗り物なのです。この高次元の人類が現状の地球をどう見ているのか、本にまとめてみました。タイトルは『かけがえのない青い水の惑星地球』(ヒカルランド)です。7月中に出版予定です。よろしくご笑覧ください。
ハッキリ言って、植民地化のこの500年は、人類が霊性を落とした時代でした。
現代は、気づいて意識を向上させた人々が、本来の人の道を思い出して、新たな霊性の高い文明を築きはじめた時、とも言えます。
もっとも、500年のエゴ文明の人々の最後のあがきもこれからますますすさまじいでしょう。大規模な天変地異、戦争さえも起こりかねません。下からの意識向上で、大難を小難にしたいものです。意識のレベルに応じて、進化の道も変わるからです。
収奪目標は日本
実は、彼ら西欧人がもっとも収奪したかったのが、ムーから続く現代人類の文明の本家であり、もっとも価値のあるこの列島でした。ところで、「発見、即自国領化」のルールに基づけば、種子島に火縄銃をもたらせた1543年に、日本はポルトガル領になっていてもおかしくなかったのです。他の地域は、すべて植民地化されました。
ところが、日本には、世界最強の軍人達、武士団が盤踞(ばんきょ)していました。たたら製鉄、陶磁器、源氏物語等恋愛小説、法隆寺等建設物、正確に時刻を知らせる数学等々、古(いにしえ)より日本は世界最高の文明を誇ってきました。
その証明が、世界最古の企業である578年創業の建設会社の「金剛組」であり、世界最古の温泉旅館・705年創業の「慶雲」の存在です。1400年も前から庶民が安全に旅行できたのです。庶民が温泉旅館に泊まるなど、ほとんどの国が戦後の最近の話です。ちなみに世界王族会議の長は天皇陛下です。もっとも古く、格式と道徳、文化の高い国、それが日本です。
江戸時代は、けっして鎖国ではありません。世界最高峰の文明の日本は、外国からの製品は必要ありません。これは現在も同じです。中国や米国製品など何も本当はいりません。但し高付加価値の日本製の部品がなければ、中国や韓国や米国、世界の工場がストップすることが、3.11大震災が図らずも証明してくれました。
その江戸社会は、自然公園都市で完全リサイクル都市でもあり、人情豊かな世界でした。しかも税金のない「おもてなし」の社会を、世界最精鋭の武士団が守っていました。ハリスは「この世のパラダイス。世界最高の人間性の社会に、我々は西欧の悪徳を持ってきてしまった」とさえ言っています。
明治維新の真相
ところで、植民地から収奪する方法には大きく二つあります。
一つは、直接的に軍事侵略して資源を奪うやり方。二つ目が、支配し自国の製品を売りつけて利益を得る方法です。
当時の日本を金融支配するには、武士団をなくし、「お金のいらないおもてなし社会」から「お金中心のエゴ的競争社会」に変えなくてはなりません。
そこで、ロスチャイルド達世界銀行家たちに使われたのが、薩長の志士たちなのです。日本の武士道は、「戈(ほこ=たたかい)」を止める道です。空手道の形も受けから始まります。相手を殺す必要もなく、武器を落として、高い霊性で感化して味方にするのが究極の武の道です。間違っても、市民を殺戮するということはあり得ませんでした。
ところが戊辰戦争では、薩長主体の官軍は、恭順を示して城で武装解除を待つ武士団のお膝元の町で、女性を陵辱し、殺害し、火を放って廃墟にしていったのです。ヤマトごころを失った、まさに西欧植民地軍と同じ霊性に陥っていたのです。それ故、侵略された会津では15才の白虎隊まで母、姉の敵(かたき)に、最後まで武士道の範を示して戦ったのです。
戊申戦争は、米国の南北戦争後、不用となった数千丁の新型ライフル銃を、薩長と幕府双方に売って、戦いがどのようになってもお金儲けできるようにしたロスチャイルドの仕掛けでした。
勝った明治政府以降作られた歴史では、薩長を英国が、幕府をフランスが支援したことになっていますが、グラバー邸に代表される英国ロッジと、江戸の仏国ロッジの裏にはロスチャイルドが糸を引いていました。植民地支配の「分断して統治(divided & rule)せよ」の原則の適用です。
戦争は、激しく大きいほど、世界金融支配体制の武器部、製薬品部、石油部、建設部等々に膨大な利益をもたらせてくれます。時代とともに、彼らのお金儲けの手段が、胡椒・砂糖から武器、石油、原発、医薬品、遺伝子組み換え農作物と手段が変わってきただけです。その典型が子宮頸ガン予防ワクチンなのです。
東北から、「勝った、勝った!」と本来の日本人の品性を欠いた騒ぎをしながら帰ってきた官軍を見て、江戸市民は、「これで日本も500年とは言わないが、300年は時代を(つまり戦国時代に)遡(さかのぼ)ってしまった。彼らは三代もしないうちに、この国をイギリスやアメリカに経済的に売ってしまうだろう」と影で嘆いていたのです。三代後とは、いうまでもなくアメリカのポチ公となっている現代日本の為政者達を予見していたわけです。
植民地派? 独立派? ……そしてTPPの狙いは?
こうして見ると、戦後の選挙なども、政治的な右派や左派の争いではなく、真の日本独立派と植民地派の争いではなかったかと思われてなりません。つまり、世界金融支配体制からおこぼれをもらう植民地的隷属派と、自然との共生の本来の日本を目指す独立派との主権争いです。
ところで、先にも述べたように、人は霊性を向上させるために、生まれて来る前に、課題(試練)を計画すると言われます。目前に迫った課題から逃げても、必ず克服するまでやって来ます。それは、3次元の体験の場ということを考えれば、波動の法則からも人の集団にも言えるし、歴史そのものにも言えるのではないかと思います。
3.11フクシマは、明治維新から日本を覆ってきた「世界金融支配体制の闇の支配から目覚めなさい」というガイアからの警告だったと思います。
一方、最終的に日本でのエゴの金融支配を完璧にするための狡猾な手段が、TPPのISDS条項ではないでしょうか。現代は、経済戦争の時代とも言われていますが、植民地の真の支配者を分析すれば、時代とともに国家を超えた企業群が主体になってきたことがわかります。TPPは、その企業が、占領国の国家を「平和的手段」で訴えて、金融支配下に永久に置くことができる狡猾な方法です。
物理的な日本人抹消は、放射能、医薬品・化学添加物、遺伝子組み換え農産物の三本の矢による遺伝子損傷で完結します。外傷ならば、豊かな天然の栄養をとりこめば自然治癒力でやがて治ります。
しかし、遺伝子が破壊されば、やがて民族が滅びます。まさに、大量の化学添加物や医薬品、遺伝子組み換え作物をもたらせるTPPは、「自然と共生していた日本社会に西欧の悪徳」をもたらせた幕末の黒船・欧米化の再来と言えます。
これまで売国奴的戦後レジームを作ってきた政権与党や、本来の日本独立派である小沢・鳩山氏を追い出した変節民主を嫌う、真の保守の受け皿として維新が作られたのです。しかし、「維新」と名前が付いていると言うことは、世界金融支配体制の裏支配を暗示しているのではないでしょうか。TPPを推進しているのが気に掛かります。そういう意味でも、明治維新をしっかり再考しなければなりません。
ちなみに、安倍首相は明治維新の主役の長州出身です。もし、鳩山・小沢派が国民の絶対的支持下で存続していれば、今頃は脱原発の新社会へ日本も切り替わり、オスプレイ等外国駐留軍の国外移転も現実化し、消費税も上がらずに終わったかもしれません。何よりも、日本民族の抹消化につながりかねないTPPへの参加も見送られたでしょう。私には、鳩山・小沢派が、日本本来のヤマトごころを体現していた江戸幕府に見えます。
さて、これからの日本はどちらに進むのでしょうか。
滅びの道? 永久の道?
今まさに、歴史は明治維新の再来です。
今度こそ、選択を間違わないようにしましょう。